YouTubeを視聴中、漫画のような、イラストで制作された動画を目にしたことはありませんか?
それは漫画形式でストーリーを配信する「漫画動画」というジャンルです。通常の映像の動画とは、内容や制作方法が異なります。
当記事では漫画動画とはどのようなジャンルなのか、メリットや活用方法を詳しく解説します。興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
漫画動画とは

漫画動画とは、漫画のイラストを使用して編集した動画のことです。一般的なアニメーションとは異なり、イラストは動かないのが特徴です。
YouTubeで代表的な漫画動画配信チャンネルは以下の通りです。興味がある方は、ぜひ視聴してみてはいかがでしょうか。
- フェルミ研究所
- からめる
- ジェルちゃんねる など
漫画動画の4つのメリット

漫画をわざわざ編集して漫画動画として投稿することには、以下の4つのメリットがあります。
- 低予算で作れる
- 多言語化が容易にできる
- 難しいことを簡単に伝えられる
- 子供から大人まで楽しめる
それぞれ順番に解説するので、制作に興味がある方はみてみましょう。
1:低予算で作れる
漫画動画は作画数が少ないため、大幅な予算削減に繋がります。アニメーションは作画数が多く、制作に時間がかかります。
実写動画は出演者や撮影機材、スタッフなどの準備が大掛かりであり、撮り直しが必要な場合はその都度費用がかさむのです。
一方、漫画動画であれば少人数、短期間で制作が可能です。また、撮影現場やスタッフの手配も必要ありません。
さらに、出演者やスタッフのスキャンダルなどで動画が使えなくなる可能性がとても低いのも、メリットと言えるでしょう。
2:多言語化が容易にできる
漫画動画はセリフの調整を行うだけで、多言語変換が可能です。
また、漫画の文化は世界中で認知されているため、言語さえ対応させれば、どこに投稿しても需要があります。
最近は翻訳機能の性能が高まっているので、誰でも気軽に多言語変換ができますよ。
3:難しいことを簡単に伝えられる
漫画なら実写では再現できない、見えないものも表現可能です。そのため、説明が難しい内容でも、簡単に伝えられます。
さらに、漫画動画の形式にすれば、イラストだけではなく音声とテキストも同時に表示できるので、よりユーザーが理解しやすいものとなります。
4:子供から大人まで楽しめる
ゲームや料理などは、視聴するユーザー層が限られる傾向があります。しかし、漫画動画ならストーリーや絵柄を変えれば、子供から大人まで楽しめます。
また、漫画動画は動きや音、エフェクトを加えて調整が可能なので、ユーザーを惹きつけやすく、最後まで楽しく見てもらえる傾向があります。
漫画動画の使い方

それでは、漫画動画は、どのような場面で使えばいいのかを解説します。
純粋にオリジナルの漫画ストーリーを制作し、動画にしてもいいですが、以下の使い方が効果的でおすすめです。
- 商品やサービスの紹介
- 会社紹介
- 子供向けの学習
それぞれ順番に解説するので、見てみましょう。
商品やサービスの紹介
漫画動画は商品やサービスの紹介に向いています。
なぜなら、商品の説明が分かりやすく伝えられるだけではなく、ポスターや実写動画では伝えにくい使用感や効果、制作秘話などのサイドストーリーを簡単に盛り込むことができるからです。
ユーザーは短時間で多くの情報を入手でき、商品やサービスに親近感を抱きやすいため、ファンの獲得に繋がる傾向があります。
商品やサービスについて深く知ってもらいたいときは、漫画動画で紹介してみてはいかがでしょうか。
会社紹介
漫画動画は、実写動画より親近感を抱きやすい内容に仕上げる傾向があります。
そのため、漫画動画で会社紹介を行うと、社風や理念などをユーザーに正確に伝えることができます。正しく会社について知ってもらえば、マッチングミスを減らせるでしょう。
また、社内向けの研修・説明も漫画動画で行えば、緊張しすぎず正確に内容を理解してもらえるでしょう。
子供向けの学習
先述した通り、漫画動画は難しい内容を簡単に伝えられるメリットがあります。
また、子供はアニメーションやキャラクターが好きな傾向があるため、教材を漫画動画で用意すれば、楽しく効率よく学習できるようになるでしょう。
さらに、漫画動画で学習すれば、ストーリーとして学習内容を覚えるので長期的な記憶に結びつきますよ。
漫画動画の作り方4STEP

それでは、漫画動画の制作手順を確認しましょう。
大きく分けて以下の4ステップで完成します。
- 脚本を作る
- 漫画を作成する
- ナレーションを入れる
- 動画を編集する
それぞれ順番に制作時のポイントなどを解説します。
脚本を作る
まずは漫画動画の土台となる脚本を制作しましょう。
脚本を制作する際に欠かせないのがテーマです。テーマが明確に決まっていないと、ストーリーにまとまりがなく、結局何を伝えたいのか分からない内容となってしまいます。
テーマを決めた後、大まかな流れを考え、キャラクターや細かいストーリーを考えてみましょう。
ポイントとなる箇所の因果関係を大切にすると、伝わりやすい脚本が制作できるでしょう。
漫画を作成する
次に脚本に合わせて漫画を描きましょう。
後で、パソコンに取り込み動画に編集するため、アナログで描くのではなく、デジタルで描くのがおすすめです。
漫画を描く際はできるだけ見やすく、万人受けしやすい絵柄を心掛けると、より視聴してもらいやすいですよ。
ナレーションを入れる
漫画が描く終わったら、動画編集ソフトで繋ぎ、1本の動画にします。そして、漫画に合わせたナレーションを入れましょう。
ナレーションを入れるコツは、動画をしっかりと見ることです。しっかりと見ていないでナレーションを入れてしまうと、音声とセリフの表示のタイミングがズレてしまいます。
タイミングがズレているだけで漫画動画の魅力は半減するので注意しましょう。
また、声優の力量次第で、漫画動画の質が左右されます。キャラクターのイメージに合っているか、正しく感情を表現できているか、必ず確認してから声優を選びましょう。
動画を編集する
漫画動画にナレーションを追加したら、最後にBGMや効果音、エフェクトなどの効果を加えていきます。
効果を加えると漫画動画の内容がより伝わりやすくなる特徴がありますが、効果を入れすぎると視聴しづらくなるので加えすぎには注意しましょう。
程よく効果を加えられたら、アスペクト比や解像度を投稿する動画配信サイトの推奨数値に設定して、漫画動画を書き出しましょう。
漫画動画を外注する場合の手順

漫画動画を一人で制作すると、低コストですが、多くの時間と労力が必要になります。
また、独りよがりな内容に仕上がりやすく、動画漫画の質が大きく上がらないデメリットもあります。
そこで、必要があれば外注を検討しましょう。
ここでは、以下の4つの専門家への外注について、金額の決め方や注意点を解説します。
- 脚本家
- 漫画家
- 声優
- 動画編集者
それぞれ順番にみていきましょう。
脚本家
脚本家へは、漫画動画のテーマや視聴してほしいユーザー層、大まかな流れを決めてから依頼をしましょう。
脚本家に依頼すれば、人気の漫画動画や流行りを調査したうえで脚本を制作してくれるので、一定の高い質が保たれます。一般的には、「文字単価×文字数」で金額が決定されます。
漫画家
漫画家に依頼する場合は、完成した脚本を漫画化に渡し、漫画を描いてもらいましょう。
漫画家には得意な絵柄があるので、漫画動画のテーマや内容に合った絵柄が描けるかを確認してから依頼しましょう。
また、個性的な絵柄よりも、親しみやすい絵柄の方が、より多くのユーザーに視聴してもらえる傾向がありますよ。一般的には、「漫画の枚数」で金額が決定されます。
声優
声優に依頼する時は、漫画をつなぎ終わった、効果などが追加されていない漫画動画を渡しましょう。
声優を選ぶ際は、必ずサンプルボイスを用意してもらい、聞き比べながら漫画動画のイメージに合っているか確認しましょう。金額は、一般的に「文字単価×文字数」で決定されます。
動画編集者
動画編集者に依頼をするときは、繋げただけの漫画動画とナレーションの両方を渡し、どのような編集をしてほしいかイメージを伝えましょう。
一般的に「漫画動画1本当たり」で、金額を決定されます。キャラクターを動かすなど、凝った演出を希望するとその分金額が高くなるので注意しましょう。
まとめ:漫画動画を使って商品やサービスを宣伝しよう!

今回は漫画動画とはどのようなものなのか、どのように制作するのかを解説しました。
漫画動画は実写動画やアニメーションより低コストで制作できる割に、ストーリーやテーマを変えれば幅広い層のユーザーに視聴してもらえるジャンルです。
ただし、一人でやるには様々なスキルが必要であり時間がかかるため、必要であれば外注や、効率よく作業が行えるソフトの導入を検討するのがおすすめです。

